子どもの自己表現力を育てる鍵とは?
元宝塚歌劇団の花城舞先生(ちっち先生)とそらきれいか先生が語る「ドラマレッスン」の魅力
「子どもの自己表現が苦手で悩んでいる」という親御さんも多いのではないでしょうか。そんな悩みを抱える方々に向けて、元宝塚歌劇団のちっち先生とそらきれいか先生が「ドラマレッスン」について熱く語りました。今回の記事では、その具体的な内容と効果、さらにはお二人の思いに迫ります。
ドラマレッスンとは?
ちっち先生によると、ドラマレッスンは単なる演劇指導ではありません。海外では「国語」や「算数」の授業と並ぶように「演劇」という科目が存在し、子どもたちは自然と自己表現やコミュニケーション能力を身につけています。一方、日本ではまだその文化が根付いておらず、引っ込み思案な子どもが多いとちっち先生は指摘します。
「ドラマレッスンは、自分の気持ちを表現する力を養う場です。正解は一つではなく、その子の表現が全て正解。そのため、自己肯定感が高まり、自然と自信がついてくるのです。」(ちっち先生)
レッスンでは、まず簡単な真似事や動物の鳴き声を表現する遊びからスタート。これにより、子どもたちは声や身体を使った表現に慣れていきます。徐々に自分の感情やアイデアを形にするプロセスを通して、自己表現力を伸ばしていくのです。
なぜ自己表現力が重要なのか?
そらき先生は、自らの経験を振り返りながら、自己表現力の重要性について語ります。元宝塚歌劇団員として厳しい環境を乗り越えたそらき先生ですが、退団後に自己肯定感の低さに直面した過去を明かしました。
「自分を許し、褒めることができるようになると、周りの世界が変わる。自己肯定感があれば、失敗も前向きに捉えられるようになるんです。」(そらき先生)
そらき先生は、ドラマレッスンを通じて、子どもたちが「自分のままで良い」と感じられる環境を提供したいと語ります。
ドラマレッスンで期待できる効果
ちっち先生によると、ドラマレッスンの大きな魅力は、子ども一人ひとりの個性を尊重し、無理なく自己表現を引き出せる点にあります。
- 自己肯定感の向上: 「何をしても正解」というレッスン方針により、自分を受け入れる力が育つ。
- コミュニケーション能力の向上: 感情や思いを言葉や身体で伝える練習を通じて、他者とのやりとりが円滑に。
- チャレンジ精神の育成: 自分の意見を伝える力がつくことで、新しいことへの挑戦に前向きになれる。
具体的なレッスン内容
レッスンでは、参加者が緊張しないような配慮が随所に見られます。
- ウォーミングアップ: 円になって自己紹介をしたり、動物の鳴き声や動きを真似たりする。
- 表現練習: 音楽に合わせて身体で感情を表現する。
- 親子参加型のアクティビティ: 2歳〜入園前対象のクラスでは、子どもだけでなく、親も一緒に楽しめる内容も。
「演劇のセリフを暗記するような厳しいものではありません。安心してご参加いただけます。」(ちっち先生)
親からの悩みにどう応えるか
「引っ込み思案で集団生活に馴染めない」という悩みについて、そらき先生とちっち先生は共通して「無理に引き出そうとしない」ことの大切さを強調します。
「自分で『やりたい』と思うきっかけを待つことが重要。大人が焦らず、寄り添う姿勢が子どもの自己表現を促します。」(ちっち先生)
親が焦らず、第三者のサポートを受けることで、子どもたちは自分のペースで成長していくことができます。
今後の展望
そらき先生が運営するダンススタジオでは、今年から定期的にドラマレッスンを取り入れます。また、ちっち先生は保育園や幼稚園でもドラマレッスンを広める活動を積極的に進めています。
「学校や家庭以外の居場所で自己表現を学べる環境を提供したい。」(そらき先生)
まとめ
子どもの自己表現力を育てることは、将来の大きな財産となります。ちっち先生が提供するドラマレッスンは、初めてでも安心して参加できるプログラムです。ぜひ一度、体験レッスンに足を運んでみてはいかがでしょうか?