10月のレッスン
10月は、チューリップクラス、バイオレットクラスともにハロウィンにちなんだ曲を踊りました。
今月からスタートした大人クラスは初心者さんが多いので、あの有名な「エリザベート」の曲に振りをつけて、エリザベートになりきって踊りました。
当スタジオのダンスは、基礎はクラシックバレエですが、振付を覚えて踊るレッスン後半は、クラシックバレエの域を超え、様々なジャンルの曲を踊ります。
その曲がジャズならジャズの動きやリズムのとり方を、K-POPならK-POPを、ヒップホップならヒップホップを、その月の課題は様々に変化します。
どんな動きをしても、レッスン前半で繰り返し訓練するバレエの動きを通して身につけた体幹や柔軟性、筋力があるから、ジャンルが変わってもダンスの全てが崩れるという心配はないのです。
やはりクラシックバレエの基礎は何をするにおいても大切ですね。
ただ、色んなジャンルの曲を楽しみ、踊りたいのであれば、逆にクラシックバレエ”ばかり”を極めて固めてしまうのは、かえってリスキーな面もあると感じます。
それはなぜか。。。
クラシックバレエは力の入れ方が上方向なんです。
何をするにも、体をひき上げます。
その反面、ジャズやヒップホップは、上方向にばかりひき上げるのではなく、
お腹に力を込めた上で上半身の力を抜いたり、ブレイクしたり、、、
つまり体の力を脱力しなければならないことが大いにあります。
ずっとクラシックバレエしかしていなかった私は、宝塚音楽学校に入って初めてジャズダンスをしたときに、体の力の抜き方が分からず、とっても無様なジャズダンスになってしまったという苦い経験があります。
そして私だけではなく、バレエが得意だった同期も同じく、他ジャンルのダンスの力の使い方に困惑していました。
今ではそれも楽しかった思い出ですが(笑)
バレリーナを育てるスタジオではないSORAKI dance studioでは、生徒さん達が私のような経験をしなくて済むように、ちょうどいいさじ加減で、バレエの基礎と他ジャンルのダンスの応用を取り混ぜたレッスンを心がけています。
難しいお話になってしまいましたが(笑)
11月も楽しく一緒に踊りましょうね!!
SORAKI